ケアマネージャーになるには【ケアマネージャー資格取得するために】へようこそ

ケアマネジャーになるためには、資格や実務経験が必要です。

 

そして、ケアマネジャーの資格には、
専門性の高さと実践力が求められます。

 

 

まず、ケアマネジャーとして必要な知識を身につけるための
介護支援専門員実務研修を受講し、
介護支援専門員名簿に登録します。

 

すると、登録証明書が発行されます。

 

介護支援専門員実務研修を受験するためには、
介護支援専門員実務研修受講試験に合格する事が必要です。

 

そして、介護支援専門員実務研修受講試験に合格するためには、
保健、医療、福祉に関する一定の資格と一定の実務経験が必要です。

 

このようにケアマネジャーになるためには、
受験資格がない人はまず受験資格を取得しなければなりません。

 

受験資格がある人の場合でも、受験の申し込みをしてから
試験に合格し、実務研修、登録手続き、登録証明書の発行というように、
一年以上の時間がかかってしまいます。

介護保険制度は、医療保険がモデルになっています。

 

医療保険制度は、市町村や保険組合などの団体が
保険金を支払う保険者となり、
険金の支払いを受ける被保険者である住民が
保険料を納めています。

 

そして、病院などの事業者から
医療などのサービスを受けた場合にその費用が支給されます。

 

介護保険でも基本的に、この医療保険制度の仕組みと
同じ仕組みとなっています。

 

しかし、異なる点もあります。

 

大きく異なる点は、医療保険の場合は、医療なので、
医療サービスの開始とその内容の決定は医師が行いますが、
介護サービスの場合は、多様な種類のサービスが必要なので、
医師のように誰か一人がその要否と内容を決定できるものではないというところです。

 

介護保険制度には、要介護認定と、介護サービスという仕組みがあります。

 

要介護認定は、客観的な基準に基づいたもので、
介護サービスは、要介護度に応じた限度額の範囲で作成された
ケアプランに基づくものです。

 

そして、それらの実務を担う職種が、
ケアマネジャー(介護支援専門員)です。

 

保険者である市町村が要介護認定を行いますが、
殆どの場合は、ケアマネジャーが要介護者である利用者から相談を受け、
要介護認定申請をおこないます。

 

そして、認定結果が出ると、
それを踏まえたケアマネージメントを行います。

 

ケアマネージメントは、具体的には、アセスメント、
ケアカンファレンス、ケアプランの作成、
給付管理、モニタリング、ケアプランの見直しというように、
一連のプロセスを経て行われています。

 

そして、ケアマネジャーは介護保険の中でも
とても重要な部分に携わりますし、
多様な業務を行う事が必要です。

 

つまりケアマネジャーは、ケースワーカーの仕事も担い、
医師の役割の一部も担うというような
総合的専門職であるといえます。

 

ケアマネジャーという職種が誕生する際は、
どのような人がケアマネジャーになるのがふさわしいかということが
大きな問題になりました。

 

色々な議論がされた結果、
保健、医療、福祉の資格があり、一定の業務経験のある人が
ケアマネージメントに関する講習を受け、
その講習を修了した後、ケアマネジャーになるということになりました。

 

ですから、ケアマネジャーになるための講習には、
医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、作業療法士、
理学療法士など、さまざまな職種の人が机を並べることになります。

 

そして、ケアマネジャーは介護保険において
医療保険における医師にも匹敵するような重要な役割を持ちます。

 

ですが、ケアマネジャーと利用者の関係は、
医師と患者との関係とは少し異なります。

 

医師と患者さんとの場合は、
病気の治療という明確な目標に向かう関係があります。

 

一方、ケアマネジャーは、
「よりよく生きる」というとても広くて深い、
そして主観的で個別性の強いものが目標になります。

 

ですから、ケアマネジャーは利用者に指示をするのではなく、
ケアマネジャーが利用者の御用聞きをするのでもなく、
ケアマネジャーと利用者が共に大きな目標に進んでいきます。

ケアマネジャーの定義

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、
介護保険法では、以下のように定義されています。

 

「介護支援専門員とは、要介護者等からの相談に応じ、
及び要介護者等がその心身の状況に応じ
適切な居宅サービスまたは施設サービスを利用できるよう
市町村、居宅サービス事業を行う者、
介護保険施設などとの連絡調整等を行う者であって、
要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な
援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして
省令で定めるものをいう」

 

そして、ケアマネジャーが行う「介護支援サービス」とは、
「要援護者やその家族が持つ複数のニーズと社会資源を
結びつける事によって、
要援護者の生活の質を高めること」と定義されています。

ケアマネジャーと介護福祉士やホームヘルパーの違い

ケアマネジャーが在宅の要介護高齢者を支える中で、
最も協力をしていくのは、介護福祉士やホームヘルパーです。

 

ケアマネジャー自身が、前職が介護福祉士やホームヘルパーであった
という人も少なくありません。

 

ですが、ケアマネジャーと介護福祉士やホームヘルパーの仕事内容は、
大きく異なります。

 

ケアマネジャーの仕事はさまざまな仕事がありますが、
利用者の残された能力を最大限に活かしつつ、
尊厳のある人生を送っていただくために、
利用者にとってふさわしい生活の有り方を提案することが
ケアマネジャーにとっても最も大切な事です。

 

要介護の高齢者の生活を支えるために、
何が必要なのかを考え、そのための計画を立て、
計画通りに介護が実施されているかを
確認しながら見守っていきます。

 

介護福祉士やホームヘルパーは、
高齢者に対して、ケアマネジャーが立てた計画に対し、
その計画に基づき、実際にホームヘルプサービスを行います。

 

とはいっても、ケアマネジャーと介護福祉士、
ホームヘルパーは心を合わせ、
同じ目的を持って協働することが必要です。

ケアマネジャーに必要な人間力とは

ケアマネジャーは、利用者の心身の状況や、
住居、家族などの環境、
人生の閲歴などを十分に踏まえ、心の声を聴くことが必要です。

 

そして、利用者にとって最もふさわしい生活を提案していきますが、
そのためには、ケアの技術や制度の仕組みに関する知識について
十分に得ておく事も必要ですし、
利用者を一人の尊厳ある存在と捉え、
総合的に理解する事ができるヒューマンスキルが必要です。

 

ケアマネジャーが必要とする人間力、ヒューマンスキルとは、
利用者の立場や気持ちに役立つ事ができる想像力、
生活や人生全体を見渡す事ができる視野の大きさ、
人としての温かさ、生活上の障害、希望、意欲の兆候に気づくことができる
柔軟で、それでいて鋭いセンスなどのことです。

 

ケアマネジャーをめざすのであれば、
ケアマネージメントの現場で、あなたが持つヒューマンスキル、人間力を
十分に発揮してください。

 

そして、介護が必要な高齢者の方々が、
自らが送ってきた人生を肯定できる喜びを感じられるように、
障害を持っている方々が、
人生に前向きにチャレンジできるようなケアマネジャーとして活躍してください。